Structure

工法のご紹介

ハンガーネット

ハンガーネットは、実物大による重錘衝突実験に基づき、最大吸収エネルギーをE=1,000kJとしています。
従来のポケット式落石防護網より落石防護規模が大幅に拡大した高強度落石防護工です。
  • 柔構造物工法研究会ホームページより
  • 静岡県 河津七滝(ななだる)の遊歩道(踊り子歩道)
  • 静岡県 河津七滝(ななだる)の遊歩道 (踊り子歩道)

特徴

1). 高強度ネット(素線引張強さ1,770N/mm2)を採用し、ロープを少なくすることで、従来から懸念されていた『ネットの破断』に対する課題を解決しました。
2). 設計対象の落石エネルギーによって、2種類の高強度ネットを使い分けます。
3). 落石の衝突位置が変わっても、捕捉性能低下は少ない構造です。
4). 大きな運動エネルギーを吸収するため、鋼板の曲げ変形を利用した特殊なエネルギー吸収装置をロープ端部に装着しています。
5). 支柱間隔は、15m~30mの間で設定できるため、落石の直撃が懸念される沢部地形を避けた支柱の配置が可能です。
6). 国土交通省のNETISに登録しています。(登録番号:HR-070027A)



2011年に高知県で行われたハンガーネットの実物大実験映像です。
4.6tの重錘をレールスライドで、落下させています。
実験の結果、衝突エネルギーは、1164kJを記録しました。

この実験の目的は、以下の3点です。

・受け止め機能
ポケット部で落石を受け止める

・誘導機能
受け止めた落石をネット下端まで確実に誘導する

・停止機能
のり尻部の防護網内で確実に落石を停止させて、さらにネット下端からの抜け出しを防止する。

CONTACT

お気軽にお問い合わせください。

  • 0274-63-1124
  • お問い合わせ
2023 株式会社アイビック